篆刻オーダーショップ土抱

センバツ野球のプラカード

2016年2月26日

センバツ高校野球の開会式で使われるプラカードが、すこし前から高校書道部員によって書かれるようになった。ちょうど今頃書いている時期のようだ。

出場校の書道部が書くのではなくて、書の甲子園で成績の優秀だった10校が全国から選ばれて、該当地域の出場校のプラカードを揮毫するという仕組みらしい。

たぶん、楷書で書くようにというルールがあるのだろうと思うが、忠実に規範的な楷書で書いたものもあれば、顔真卿調に書いたものや、造像記調に書いたものなどさまざまだ。漢字数文字では、書を熱心に学んでいる高校生の情熱が表現しきれない!とでも言いたいのだろうか。

春の高校野球も書の甲子園も毎日新聞社のイベントなので、こういったことも可能になったのだろう。もう20年以上も前になるが、学生時代の恩師が「センバツの校歌を高校の書道部で書けばいい」と言っていたことを思い出す。校歌ならば、長文で漢字も平仮名も交じって、書く人もやりがいがあるというものだろう。

みなさんはどう思いますか?


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